マンハッタンのど真ん中で、煙モクモク。火災? テロ?
昨日、マンハッタンのミッドタウンにあるニューヨーク図書館に寄ってから、友達との待ち合わせ場所へ歩いていました。1時15分ごろにタイムズスクエアの交差点を渡ろうとすると、突然、黒い煙がモクモクと舞い上がっているではないですか。
何が起こったのかと少しだけ近づきましたが、私がいたところからは、原因がよくわかりませんでした。
ホテルから火が出ているという人もあれば、レストランから火が出たという人もいました。結構、皆いい加減に、情報を発信していました。
ほとんどの人が、興味津々に煙が上がっている方向を見ていますが、歩く足は止めずに、通りすがっていく感じでした。
日中のタイムススクエアは、いつもとても混雑しています。
消防車が各方面からやってきて、混雑したタイムススクエアの交差点を無理やり通り抜けようとしていました。
煙の匂いが凄いのと、何かが爆発しても怖いと、これ以上は近くのをやめました。それに、人と待ち合わせをしていたので、髪や服が煙臭くなるのは嫌だなと思い、すぐにその場から去ることにしました。
近くに、NYPDの警察官も沢山いましたが、お互いに雑談をしている様子で、急を要している雰囲気はありませんでした。
多分、そんなに大事に至らなかったのか、火の元が大きくなかったのでしょう。
後で、ニュースで知ったのですが、8th Avenue と42nd Streetにあるポートオーソリティーという大きなバス乗り場の近くにあるVilla French Italian Kitchenというレストランの前で、SUVのイエローキャブが炎上したようです。運転手のInderjeet Singhは、10年ほどイエローキャブの運転手をしているが、これまでにこんな経験は一度もないとのこと。また、SUVは、比較的新しいハイブリッド車なので、原因はわからないと話していたようです。
イエローキャブは、丸焦げになっていました。レストランの人が、火を消す手助けをしようとすると、運転手はそのままにしてくれと火を消そうとしなかったようです。
全焼したほうが、保険で買い替えの費用がおりるのかなって思ってしまいました。(どのような保険に入っていたかは知れませんが。)
ニューヨークでは、建物で火事や爆音があると、テロを想定することが多く、道路がすぐに閉鎖されることが多々あります。
今回は、原因がイエローキャブのみと断定できたためか、街はほぼスムーズに動いていました。
本当に、大事に至らなくてよかった。事故に巻き込まれるのって、避けたいですよね。
ニューヨークは、以前と比べるとかなり完全ですが、多くの建物が古いので、たまに、不意の事故が起こることがあります。
でも、ニューヨークへ旅行する方は、心配しなくて大丈夫です。