eコマースと健康ドリンク Is Dirty Lemon good for you?
こんにちは。
ダーティー・レモンって飲んだことがありますか。
ダーディー・マルティーニではないですよ。
ノンアルコールのレモンをベースとした健康ドリンクです。
ボトルの外側は、とてもシンプルなデザインで、最初は、サンプル用のドリンクかと思ってしまったほどです。
私が飲んだのは、Gingseng(黄色)とMatcha(緑)でしたが、少し薬っぽい味で、健康ドリンクと思えば飲めるという感じでした。
甘さは、ほとんどありませんでしたが、飲みやすかったです。運動して、汗を流した後に、冷やしたDirty Lemonを飲むと美味しさがさらに実感できます。
最近、スーパー、コンビ二、ドラッグストアーに行くと、数え切れないほどのヘルシー・ウォーターやヘルシー・ドリンクが陳列棚に並んでいて、どれが本当に体に良いのか迷った経験はありませんか。
ところが、Dirty Lemonは、通常のお店の陳列棚には並んでいません。
Dirty Lemonとはどのような飲み物なのでしょう。
Dirty Lemonは、ろ過されたお水とレモンのジュースがベースとなり、日常に必要な栄養素が加わった飲料水で、現在9種類のフレーバーがあり、どのフレーバーにもLuo Han Guo, 海のミネラル、ヒマラヤ産のピンク海塩 (Electrolytes)が含まれています。
現在販売されている9種類のフレーバー
- +collagen 加水分解マリンコラーゲンが含まれ、体内のコラーゲンを生成、肌の保湿や弾力性を促進、しわの削減に効果があるとされています。28カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +charcoal 生姜、たんぽぽの根、活性炭が含まれています。デトックス効果があり、胃の消化を助け、肝臓や肝臓の機能を促進するといわれています。15カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +ginseng 抹茶、米国産の朝鮮人参、が含まれています。集中力を強化、脳の活性化、精力増強に効果があり、また、血糖値やこれストロールを低下される働きがあるとされています。15カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +matcha 日本産の抹茶が含まれ、脳を活性化させ、ダイエットにも効果があるとされています。20カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +rose ブルガリア産のバラの水、ばらのエキス、ハイビスカス、スターアニス、トランス・レスベラトロール、ポリフェノールやアンタイオキシデントも含まれ、ストレスやアンタイエージングに効果があるとされています。10カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +chromium パイナップルジュース、パッションフルーツ、たんぽぽの根、グアラナ、スピルリナ、クロミ有無ウムGTFが含まれています。体全般の健康に良いとされています。10カロリーで、糖分は1グラム以下。
- +white rose ブルガリア産のバラ、特許薬の白バラのブレンド、トランス・れすべらとロールが含まれています。限定販売の万能薬で、ポリフェノールやアンタイオキシデントが含まれ、ストレスやアンチエージングに効果があるとされています。
- +turmeric パイナップルジュース、生姜ピューレ、ターマリックのブレンド、ターマリックの根っこが含まれ、免疫力を高めるとされています。15カロリーで、糖分は1グラム以下。
新しいフレーバーを常に開発しているとのことなので、今後どのようなフレーバーとパッケージがでてくるか楽しみですね。
どのようにして購入するのでしょうか?
先ほども書きましたが、Dirty Lemonは、通常の店舗の販売網を利用せず、基本的に、SNSのみで販売をしています。
購入者は、事前に、SNS (917-588-0640)でテキスト・メッセージを送り、登録をします。
そして、好みの種類をSNSで注文します。
1本10ドルと通常の健康ドリンクに比べると高いですが、高くても健康志向で、良質のブランドを好む消費者をターゲットにしているようです。
また、郵送の場合、コストを下げるために6本まとめて購入する必要があります。
6本で65ドルです。90%の売り上げは、SNSの注文からだそうです。
アマゾンでも購入が可能です。
昨年9月に、マンハッタンのチェルシー地区に最初の店舗である「The Drug Store」をオープンしました。
でも、購入方法は、店内の冷蔵庫から好みのDirty Lemonと取り出し、SNSで、購入することを知らせるだけです。店内でのお会計はありません。
カスタマー・サービスもしっかりしていて、24時間毎日、テキストやEメールで問い合わせができます。
広告を見たことがないけれど。
私も先週まで、Dirty Lemonの存在を知りませんでした。
健康には、常に関心があるので、偶然に友達がDirty LemonのMatchaとGinsengをくれた時に、ラベルに明記されているジュースに含まれている食材に興味を持ちました。
Dirty Lemonの創始者であるZak Normandinは、ニューヨークのブルックリンを拠点に「Text to Order」のビジネスを展開していて、SNSのみで販売をし、消費者と直接コミュニケーションを取っています。
いわゆる、ミレニアル世代のスマホでほしい物を即手に入れる若者向けのビジネスモデルです。
Normandin氏は、子供用のヘルシースナックであるLittle Duck Organicsの創始者でもあり、健康に必要な栄養素には詳しい人なのですね。(現在は、この会社を売却し、運営には関わっていないようです。)
ウェッブサイト以外は、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターで宣伝をしているだけです。インスタグラムでは、Dirty Lemonのボトルをファッションの一部として、写真を掲載しているファンやセレブリティーもいます。いわゆる口コミで、ファンベースを増やしているようです。
2015年にDirty Lemonが紹介されて以来、2億ボトル以上の売り上げがあり、2019年には、250%の収益を見込んでいるそうです。
投資家
Dirty Lemonは、飲料水を売る会社ですが、親会社であるIrish Novaのビジネスモデルは、eCommerceで展開するテクノロジーの会社だそうです。
飲料水業界に変革をもたらすインフラストラクチャーを構築しているIris Novaへは、飲料水業界で大手のコカコーラも投資しています。
そのほかにも、著名なベンチャー会社であるGGV, Greycroft, CASSIUS, Imaginary Ventures, Betaworks Ventures, Lakehouse Ventures, and Nebari Venturesが投資をしています。また、元ヤンキースの選手アレックス・ロドリゲスやハリウッド女優のケイト・ハドソンも投資家としてIris Novaのビジネスに参加しています。
まとめ
SNSのみの消費者への直接販売ですが、値段が1本10ドルというのは高過ぎる気がしますが、リピーターが多いということです。消費者は、味や栄養素の効果も重視していると思いますが、スマホで簡単に注文ができ、商品が自宅に届けられる便利さを利用する人が増えているのではないかと思います。
私は、+Matchaと+Ginsengを飲んでいますが、効果はまだ実感できていませんが、次回は、コラーゲンの入ったDirty Lemonを注文したいと思います。
Dirty Lemonの親会社であるIris Novaの今後のビジネス展開にも注目したいと思います。