コロナ感染拡大を防ぐために外出制限がされているニューヨーク市で、犯罪が増加。
新型コロナウイルスの感染者がもっとも多いニューヨーク市では外出制限の効果があったようで、感染者の増加のペースは緩やかになりつつあります。
さらに、コロナウイルス感染による入院患者数や死者数も減少しています。
うれしいニュースです。
このまま10日以上感染者数が減少していけば、ニューヨーク市でも、経済活動の再開が、近いうちに徐々にされる可能性はあります。
ただ、すべての問題のトンネルの出口が見えるのはまだまだ先になりそうです。
外出制限で静まり返ったニューヨーク市で、新な問題が増えてきています。
犯罪です。
特に、先週、今週と殺人が増加しています。
この28日間に、コロナウイルス感染拡大を防ぐために外出制限が強化されました。その間に28件の殺人があり、昨年の同時期と比べると、55%も増加しています。
その理由として、
- 外出制限令で、失業者や倒産が増え、中には生活が困難になってきている人達がいる。
- NYPD (ニューヨーク警察署 )で、1,200人もの警察官がコロナウイルスに感染し、5,600人以上の警察官が病気で自宅待機しているため、警察官がいつもより15%以上不足している。
- 外出制限で、人通りが少ない。
- 閉鎖された店やビルが不用心。
- 皆が、コロナ・ウイルスにリスクに気を取られてすぎている。
などが考えらます。
目に見えないコロナウイルスに感染しないように気を付けるだけではなく、強盗や殺人などの犯罪にも巻き込まれないようにしなくてはいけません。